平成18年第3回定例会(9月)-09月20日-06号
◆(平山たかし議員) 日本共産党市議団の一人として個人質疑を行います。
まず、人工島問題の今日的問題の七項目について順次お伺いをいたしてまいります。
昨年末、鹿児島県知事は、人工島埋立計画について、整備計画案と埋立地の利用計画変更案を公表をされましたが、この整備計画の変更は、港湾法並びに公有水面埋立法に基づく港湾審議会の手続とともに鹿児島市長の意見聴取、さらには、その前提となります鹿児島市議会の議決が必要となってまいります。
私どもは、この手続が九月議会になるのかいつになるのかと思っておりましたが、今日に至るもその気配すらないのであります。
しかし、このほど人工島問題について調査をする中で、人工島計画の幾つかの重要な課題が既に大きく変更をされていることが判明をいたしました。しかもその変更計画は、この間に複数回に上り、既にその変更計画を前提とした工事発注作業も進められているのであります。この現実を踏まえて、まず変更に至った経過と変更の内容について質問をいたします。
第一の質問、平成十八年一月から、二カ月前の平成十八年七月十日の公有水面埋立免許の変更は、いずれも鹿児島県知事が鹿児島港港湾管理者たる県知事に変更手続を提出をした。つまり、県知事が県知事に変更手続を行い、そして申請どおりすんなり許可になった、そのとおりか。
また、埋立免許変更の申請書類をつくったところと、埋立免許申請を審査し許可したところは、県庁内の同じ港湾空港課で行われたと理解をしていいか、お答えをいただきたいのであります。
第二に、一連の変更計画の内容についてお示しをいただきたい。
第三に、変更内容は、それぞれ鹿児島市にいつ相談があり、鹿児島県からの事前報告はいつあったのか。市当局は市議会にどの時点で報告をされたのかお答えをいただきたい。
市議会への報告という点については、私が記憶をしている点では、三月時点で橋梁工事を国直轄施工とぜひしていただきたいと国に要請をしているとの報告がなされただけと思っておりますので、したがって、それ以外の項目についての市議会への対応をお聞かせをいただきたいのであります。
また、鹿児島県への意見具申についても行われたものかお答えをいただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
おただしのありました公有水面埋立免許のいずれの変更も、申請者である鹿児島県代表者県知事から、鹿児島港港湾管理者である鹿児島県代表者県知事への変更許可申請書の提出に対し、港湾管理者である県から申請者である県へ、申請どおり変更許可がなされております。
また、埋立免許変更許可の申請書類の作成、審査、許可につきましては、おただしのとおり県港湾空港課で行われたとのことでございます。
一連の変更内容につきましては、県によりますと、「平成十八年一月六日の変更許可として、埋立土砂の採取場所として、鹿児島市の旧桜島町区域の追加、平成十八年七月二十一日の変更許可として、中仕切り護岸の追加、埋立土砂の採取場所等の変更、工事竣功期間の伸長」とされております。
平成十八年一月六日以降の公有水面埋立免許の変更許可につきましては、県によりますと、「埋立地の用途変更にかかわるものではなく、事前に市の意見を求めるようには規定されていない」とのことであり、事前に県から本市への説明はなく、市議会への報告並びに県への意見具申も行っていないところでございます。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) この間の数回にわたる公有水面埋立免許変更が、埋め立てが行われる当該自治体にもそのほとんどが報告をされない。したがって、鹿児島市当局としては、市議会にも変更内容等についての説明が行われていないのであります。そのような中で、港湾負担金だけは毎年一億数千万円から二億円の負担が来るという状況が続いています。このことの問題点を、まず申し上げておきます。
しかも、これらの変更手続は、県庁舎の同じ港湾空港課で申請書類がつくられ、同じ課内で書類審査を行い、計画変更が許可をされる。この手法についても、これまた問題になるということを申し上げておきます。
次に、それでは、鹿児島市にも知らされない仕組みの中で変更された内容がどのようなものであるのか。どのような問題点を含んだものであるかということについて質問をいたします。
まず、人工島一工区の埋立土砂をどこから持ってくるか、幾らの量を持ってくるかという点については、これまで公表された内容、さらには、これまでの鹿児島県当局説明の内容を大転換させている点についての質問です。
第一、これまでの計画では、どこから幾ら投入する計画としていたのか。その計画をこのように変更するという変更内容をお示しをいただきたい。
第二に、今回の計画を変更する理由を具体的にお示しをいただきたい。特に、平成十四年からの発生状況が、これまでの計画とどのように違ってきているのか明らかにされるとともに、この投入土砂不足分を県内に広く求める内容とその理由についてもお示しをいただきたいのであります。
第三に、桜島の土石流土砂の見通しの甘さを県当局も初めて自覚をされての変更と思いますが、そのとおりか。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
平成十四年七月時点では、マリンポートかごしまの埋立土砂は、全体で約四百五十万立方メートルが必要で、このうち約三百七十万立方メートルを桜島野尻地区土石流土砂とされていました。
その後、変更を経て、平成十八年七月の変更許可申請書によりますと、「全体が約四百四十六万立方メートルで、うち桜島野尻地区の流下土砂を約二百六十四万立方メートルに、西之谷ダムを除く旧鹿児島市、旧桜島町の鹿児島市域の公共残土を約八十二万立方メートルに変更し、旧喜入町、郡山町、吉田町、松元町の鹿児島市域から約八万立方メートルを、指宿地区、鹿屋地区、伊集院地区、加治木地区、加世田地区から約三十一万立方メートルの公共残土を一工区に新たに受け入れる」等とされております。
県によりますと、「平成十四年七月時点では、埋立土砂のうち約三百七十万立方メートルを桜島土石流土砂から採取することとし、その内訳としては、野尻川に仮置きまたは堆積している土砂が約百三十万立方メートル、今後発生する土石流土砂を、過去二十年間の実績から年約三十万立方メートルと想定して、八年分の約二百四十万立方メートルとして計画していた。しかし、近年、桜島土石流土砂の発生量が減少傾向にあり、平成十六年度までの直近三年間の実績では、年平均約四万立方メートルの発生量となっていること、また、県内の公共工事から発生する土砂についての有効活用が求められていることから、一工区の埋立土砂の採取場所等を変更した」とのことでございます。
このように火山活動の変動により、桜島土石流土砂の発生見込み量は大きく変更されております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) ただいまの答弁でも明らかなとおり、桜島の土石流土砂が当初計画より大幅に不足をしてきている、その実態をようやく認められての計画変更となっているようであります。このことは、桜島の土石流の捨て場がないから人工島の建設をという当初の人工島建設の出発点とも言うべき基本方針自体が、このことで大きく崩れたことになります。鹿児島市当局はそのことを認めているのかお答えをいただきたいのであります。
桜島の土石流土砂は激減をし、これからも大量発生は見込まれません。そのことについては、平成十四年の計画変更時点でも明らかでありました。しかし、県当局はその現状を直視をせず、人工島計画を基本的に見直し、中止をするなどの方策をとらず、土石流の大量発生を願うかのような計画を進めてまいりました。このことは、桜島の大爆発を待ち望んでいたことにつながり、とんでもないことと言わざるを得ません。
ところで、人工島建設の事業費については、これまでは桜島の土石流土砂の人工島への搬入というのは、国の費用で行われるというふうにされておりました。
しかし、先ほどの答弁では、激減した桜島の土石流土砂分を市域内の旧五町だけではなくて、指宿からも鹿屋、伊集院、加世田、そして加治木、ここでの公共工事で残った土砂を人工島に持ってくるまさに大転換の新しい計画になっているようであります。このこと自体も問題。
それでは、そのことによって次の問題が出てまいります。
桜島の土石流土砂の人工島への土砂搬入経費は、これまで国の砂防事業で負担をしているものを、今後は、鹿児島県並びに土砂を搬入する鹿児島市やそれらの今挙げた町などの公共事業の中で算定をすることになり、鹿児島県やそれぞれの市町の公共事業費として負担をすることになりはしないかと思うのでありますが、そのとおりか。答弁願います。
また、新しい計画の投入予定の土砂は、それぞれの地域に現時点でどれだけ存在をしているのか。
さらに、公共工事の大幅減という要素を加味しての検証されての計画変更か。その根拠を含め、具体的にお示しをいただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
平成十四年七月の時点では、桜島土石流土砂を活用する場として、約三百七十万立方メートルを投入するとしていた計画が、全体必要土量約四百四十六万立方メートルのうち約二百六十四万立方メートルを投入する計画に変更されましたので、桜島土石流土砂の活用量が大きく変更されたものであると考えております。
埋立土砂搬入の経費につきましては、県によりますと、「これまで桜島野尻地区の土石流土砂のマリンポートかごしまへの搬入は、国直轄砂防事業で実施されているところである。マリンポートかごしまにおいては、公共事業から発生する建設残土の処分及び活用を図る事業であり、国直轄砂防事業と同様に他の公共事業においても、搬入経費については、それぞれの事業者が負担するものである」とのことでございます。
計画変更後の埋立土砂の採取予定につきましては、県によりますと、「変更許可申請書に記載のとおり、それぞれの地区において、今後、公共残土が発生する見込みである」とのことでございます。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 鹿児島県当局は、公共事業の残土が発生をする見込みという答弁でありますが、公共事業縮減の中での見込みは望めないでありましょう。土砂投入も指宿、伊集院、加世田、鹿屋、加治木、こういうところまで広げての土砂搬入というのは、この変更自体も問題でありますが、これまで国の負担で人工島に投入をされたものが、それぞれの自治体の公共事業発注者の負担での土砂投入となることも、これまた問題であります。
計画変更の中の埋立土砂の変更計画の問題点についても明らかになりました。
次は、人工島の一工区と二工区に新たに中仕切り護岸をつくるとの計画変更についてであります。これまで中仕切り護岸の問題点を各面から取り上げてきた者といたしましても、唖然とせざるを得ません。
第一に、計画変更の内容、新たに出てきた中仕切り護岸の必要性、構造、工費、事業期間をお示しをいただきたい。
第二に、くるくる変わってきた中仕切り護岸計画の変遷を、鹿児島市当局はどう思うか。
さらに、計画変更の理由を明確に示されるとともに、これまでの我が党が市議会で指摘をしたとおりの展開となっていることを、市当局は認められるか。見解をお示しをいただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
変更許可申請書によりますと、「中仕切り護岸は、一工区と二工区の間に新たに計画されたものであり、その構造は、延長約七百六十五メートルの捨て石式であり、工事費は約五億円、施工期間は平成十八年十月から平成十九年四月」となっております。
中仕切り護岸につきましては、平成十一年の当初の許可申請書では、「本体を場所打ちコンクリートで施工する」とされており、平成十四年の変更許可申請書では削除され、平成十八年七月の変更許可申請書では、「本体を捨て石で施工する」と変更されております。
このような変更につきましては、本市といたしましては、桜島土石流土砂の減少により、シラス土壌の公共残土を投入することになったことが影響しているものと考えております。
中仕切り護岸の必要性や変更理由につきましては、変更許可申請書によりますと、「埋立土砂等の種類の変更により、新たに受け入れる土砂は、その大部分がシラス土壌であり、多孔質で比重が小さく、特に水中では流動性が高く、地形を形成しにくいという特性があることから、土地造成の確実な進捗を担保するため」とされております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 今、答弁をされた中仕切り護岸の変更理由につては、これまで私どもが議会で指摘をしてきたんですよ。中仕切りがなければ、一工区に土砂を投入したのがそこにとどまっていないでしょう。二工区にも行くでしょう。埋め立ては進まないでしょう。だから、そのことで中仕切り護岸をようやくつくらざるを得ないというふうになったというふうな判断をいたしておきますが、次の質問は、今回の計画変更のもう一つの特徴であります一工区の竣功年度を延長する、資金計画も変更するという、これまた重要な変更内容についての質問です。
竣功年度の延長はいつまでの期間で、また、その根拠を示していただきたい。
さらに、これからの作業工程とスケジュールを示し、一工区竣功年度の延長期間の設定に整合性ありとの根拠をお示しをいただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
変更許可申請書によりますと、「一工区に係る外周施設は、中仕切り護岸を除いて既に概成しており、今後の工事としては、中仕切り護岸基礎部への土砂投入、中仕切り護岸の築造、埋立土砂の投入並びに外周護岸の上部工及び舗装工等があり、これらの工事の工程を検討した結果、一工区の竣功期限である平成十八年十二月を平成十九年九月に九カ月の伸長とした」とされております。
一工区の竣功までの作業スケジュールにつきましては、変更許可申請書によりますと、「中仕切り護岸を平成十八年十月から平成十九年四月の間に施工、現在行っている埋立工については、平成十九年九月までに完成、また、岸壁や護岸の上部工等につきましても、平成十九年九月までに完成」とされております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) ただいま、一工区の竣功年度を平成十九年九月まで延長する計画であることを初めて明らかにされました。
しかし、一工区の竣功年度は延長しても、二工区の竣功年度についての方向づけは示されていないと思いますが、そのとおりか。答弁願います。
さらに、これまでの計画では、二工区の竣功年度は二十一年十二月となっていますが、この年度はそのままということであれば、このことについて市当局は矛盾を感じないのか。市当局の見解と県当局のこのことについての考えをあわせてお示しをいただきたい。
第二に、資金計画の変更内容とともに、このことの本市港湾負担金への影響もお示しをいただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
本市といたしましては、一工区と二工区が同時に公有水面埋立免許の変更がなされるものと考えておりましたが、県によりますと、「一工区については、埋立土砂の採取場所等や工事の施工方法、竣功期限についての見通しが立ったので、一工区のみ変更を行い、二工区については、現在、埋立土砂の採取場所等について検討中であり、見通しがつき次第変更したい」とのことでございます。
資金計画の主な変更内容につきましては、中仕切り護岸の追加により約五億円の増でございますが、これは、本市に負担を求めない県の起債事業で行うとのことであり、本市負担金への影響はないものと考えております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 二工区の工期延長を検討をしても、新たな矛盾が出てくるであろうということを申し上げておきますが、中仕切り護岸の五億円の本市への負担はないということを確認をいたしておきます。
先ほど、一工区の埋め立ては工事延長しても、来年の九月には一工区の埋め立てが終了する計画と答弁をされました。しかし、一工区の埋め立ての状況を見てみますと、あと一年で果たして一工区が埋立完了するのかという疑問が出てまいります。
私は、九月八日と九日の大潮の満潮時と干潮時に海から、陸から、四方八方から写真を撮ってまいりました。別途写真もお借りをしてまいりましたが、その一部をお示ししていきますが、まず、人工島全体は、このようにまだ埋め立てた土は全く見えません。一工区も二工区もこういう状態。この写真は、船通し区間から大潮の満潮時に撮った写真です。当然埋め立てた土砂というのは一つも見つかりません。
また、干潮時に行きました。大潮の干潮時、これだけ潮位が一番低いところまで引いているにもかかわらず、この状態でも埋め立てた土砂というのは、全く地上に水面からあらわれていないんです。これが今日、三八%の土砂投入をしたと、終えたと言っている人工島の現状なんです。
私は、そういう点では、中仕切り護岸が完成をするのは来年の平成十九年四月というふうになっているようでありますが、この中仕切り護岸で一工区に投入した土砂というのは、多分一工区にとどまることになるでしょう。
ところが、それから中仕切り護岸が完成をし、五カ月後の土砂投入で一工区は埋立完了となるのか。私は、この状況について改めてお示しをいたしましたが、こういうような状況にあるということを当局は承知をされておられるのか。そして、県に対しても現状を直視しての意見具申を申されるよう求めるものであります。
答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
本市といたしましては、現地はおただしの写真のような状況であると承知いたしておりますが、県によりますと、「平成十八年七月末での埋立土砂の投入については、一工区での必要計画量約百六十三万立方メートルに対し約六十二万立方メートルが投入済みであり、残り約百一万立方メートルについては、平成十九年九月までに投入が完了する予定である」とのことでございます。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 次は、人工島が防災拠点となり得ない実態をお示しをして質問いたします。
これは、九月八日、満潮時に近い午前六時五十分の人工島の旧護岸と言われている、既に鹿児島県が完成をしている護岸、船が着くロープをかけるところももうでき上がっています。この護岸です。この状況を写真にしてまいりましたが、護岸が完成をしているこの状況でも、この日はまことに波静かな穏やかな錦江湾でありました。それでも海水が上がり、あと五十センチか六十センチ上がったら、全部ここの埋立地は海水が押し寄せるんです。波静かでも、現在でも、完成した護岸でも、人工島の状況というのはこういう状況なんです。
私は、昨年十二月議会で、台風時における与次郎ケ浜の浸水問題を取り上げてまいりました。そして、気象庁の調査に基づく水位を提示をいたしました。与次郎ケ浜は、堤防を通常想定をされる状況から約二メートル以上高波が押し寄せて、与次郎ケ浜一帯に浸水をしたというふうに言われています。
ところが、人工島は、二メートル、二メートル五十どころか、少しの風でもここを越えるんですよ。大型船舶が通るだけでも越えるんですよ、波が。
私は、そういう点では、まさに少しの風でも、また、沖を大型船舶が往来をするたびに海水が護岸を越える。その上、台風襲来となりますと、さらに二メートル以上の海面上昇がまさに一目瞭然。人工島の一工区、二工区が完成をしても、少しの強風でも、また台風のたびに海水が人工島全体に押し寄せる。これが果たして防災拠点となり得ると思いますか。
元市議の西郷まもる市議が、けさ、インターネットでもとってまいりましたが、「広域防災拠点の機能をつくる」と、「避難民もここに受け入れる」と。こういうようなところに、防災拠点として避難民を受け入れるんですか。そういうことについての、この写真を見られての市当局の感想と見解をお聞かせをいただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
県によりますと、「マリンポートかごしまで整備を予定している緑地空間は、災害が発生した場合の対応空間とするものである」とのことでございますが、本市といたしましては、平成十八年第一回市議会定例会で答弁いたしましたとおり、マリンポートかごしまは、海に突き出して建設されることから、異常気象などの越波による被害などには十分な警戒が必要であると考えております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 答弁をいただきましたが、この問題点については次回に新しい資料をもとに明らかにしてまいります。
この問題の最後の質問は、一つは、昨年来の知事の計画変更案は明らかに法に基づく手続が必要との市当局の認識は変わっていないのか、改めて見解を求めます。
市の見解が変わっていないのであれば、法に基づく手続をとらず、一方では埋立土砂の採取場所や採取量の大転換。しかもそれは市や町の費用負担にもつながる重大事。中仕切り護岸を改めてつくる計画、経費、工事期間の延長と資金計画の変更など次々と重要な計画変更を行い、それも鹿児島県独自で一方的にどんどん進める。鹿児島県の相も変わらぬ姿勢があります。このことについての鹿児島市の見解をお示しをいただきたい。
二つには、知事はいつ市長の意見聴取、そして市議会の意見を聞くのか。法に基づく手続をとるつもりか。県当局の考え方をお聞かせをいただきたいのであります。
答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
昨年末の知事の計画変更案は、平成十七年第四回市議会定例会で答弁いたしましたとおり、埋立地の用途の変更や埋め立てに関する工事の着手及び竣功の期間の延伸等についての変更があれば、公有水面埋立免許の変更の必要があり、埋立地の用途の変更については、市議会の議決が必要であると考えております。
県によりますと、「平成十六年七月二十六日から平成十八年七月二十一日までの間の公有水面埋め立ての変更については、公有水面埋立法第十三条の二に基づき、変更の手続を行っている。また、港湾計画における土地利用の変更については、港湾法に基づき、地方港湾審議会の審議を経て、ことし四月に港湾計画の変更を行っている」とのことでございます。
本市といたしましては、変更内容が法的には本市に意見を求める事項ではなかったとしても、事前に説明があるべきではなかったかと考えております。
県によりますと、「現在、用途の変更を含む二工区の公有水面埋立免許の変更許可申請の作業中であり、変更時期などについては未定である」とのことでございます。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 今、御指摘を申し上げました手続上の問題については、やはり県に厳重に申し入れをしていただきたいと思っております。
人工島問題の今日的問題について幾つか質問をいたしましたが、改めて今回、問題点が明らかになってまいりました。人工島建設は、埋め立ての必要性が根本から崩れてきている。護岸をつくり、埋立途中まで既に二百十四億八千万円の税金投入。うち鹿児島県百三十三億三千万円、鹿児島市二十六億一千万円の税金投入であります。人工島埋立完了まで、これからも莫大な税金投入となります。埋立完了しても指摘をしたとおり防災拠点にもなり得ず、全国の人工島の失敗と同じく将来展望ないことは、いよいよ明白になってきております。
市当局におかれましては、このことを踏まえられ、人工島建設中止を前提とした意見具申を決断をされんことを強く要請をいたしておきます。
また、関係委員会におかれましては、もっと深く問題点を解明をされますよう、関係委員会での審査を要望をいたしておきます。
新しい質問に移ります。
市電専用軌道の緑化整備事業の実施について、市長にお伺いをいたします。
鹿児島中央駅の市電敷地へのビクトール芝による緑化事業が評価をされ、今議会では、鹿児島中央駅に次いで市電の起点・終点の一つであります鹿児島駅に向けての軌道敷緑化が予算化されました。このことによって、市電の起点・終点のもう一つであります谷山電停からの事業実施が残されております。
市電専用軌道のよさを生かしての軌道敷の緑化整備事業は、副都心谷山の玄関口としても効果があるものと期待をいたします。これまでの芝あるいは花壇を設けるなどを含めた市電専用軌道緑化事業を進めていただきたいのであります。新たな観点での事業と思いますので、交通事業設置者でもある森市長の答弁を願います。
答弁願います。
◎市長(森博幸君) 平山たかし議員にお答えいたします。
市電軌道敷緑化整備事業につきましては、市街地のヒートアイランド現象の緩和や都市景観の向上を図るため、実施しようとするものでありまして、ファンタスティックイルミネーションと相まって、緑に彩られた美しい都市空間と新たな個性ある夜間景観を創出しようとするものであります。
道路との併用軌道区間である鹿児島中央駅から桟橋通交差点までの区間につきましては、来年十月までに完成させたいと考えているところでございます。
おただしの涙橋から谷山電停までの区間につきましては、専用軌道敷に応じた形で、沿線の方々への潤いの場の創出や都市景観の向上などが図れないか、今後、検討させてまいりたいと考えております。
◆(平山たかし議員) 市長、大いに期待をいたしております。
新しい質問に入ります。
慈眼寺公園の課題と改善策について質問をいたします。
慈眼寺公園は、森からわき出た水が岩をえぐり、清流となり、この清流にかけられた橋の上からの眺めはすばらしく、春は桜と若葉、夏は濃い緑とせせらぎ、カジカの鳴き声も聞こえます。秋は紅葉と、すばらしい景観です。昭和四十九年には、名勝の地慈眼寺跡として鹿児島市の文化財にも指定をされています。その慈眼寺公園の課題と改善策については、先輩の方々より数々の指摘と要望が寄せられておりますので、以下、お伺いをいたしてまいります。
まず、山本助役にお伺いをいたします。
助役におかれましては、慈眼寺公園に何回となく足を運ばれ、慈眼寺公園のよさを味わっておられると仄聞をいたしておりますので、この際、山本助役の慈眼寺公園に対する認識と公園のあるべき姿、そして今日の課題についての見解をお聞かせをいただきたいのであります。
以上、助役の答弁を願います。
◎助役(山本克也君) 慈眼寺公園は、慈眼寺風致地区内に位置する緑豊かな総合公園であり、園内を流れる渓谷には巨岩や奇岩による特色のある景観が形成されるとともに、清流と直接触れ合える自然の水辺が残っております。公園入り口側は、慈眼寺跡として市指定文化財の名勝であり、また、園路は自然遊歩道として利用され、豊かな自然の中で歴史に思いをめぐらせながら四季の移り変わりを味わえる場所として、多くの市民の方々に親しまれているところでございます。
私は、このような公園が六十万都市の市街地の中に残されていることは、全国的にも珍しいのではないかと思っております。
この貴重な財産をさらに多くの市民の方々や観光客に利用していただけるようにすることが課題であり、園路の整備、老朽化した施設の更新、新たな水辺施設や案内板の設置などを図っていくことが必要であると考えております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 私どもがかねて見ており、散策をしております慈眼寺公園の課題、そしてまた、現在の認識、そういう点で山本助役より答弁をいただきました。答弁をお聞きをいたしておりまして、谷山出身の助役との思いをいたしておりますので、ありがたいというふうに思っているところです。
それでは、続いて公園を取り巻く課題について建設局長にお聞きをいたします。
質問の一、四十一年の歴史を持っております慈眼寺のそうめん流しは、施設の老朽化が進んでいることは当局も御承知のとおりです。施設の家主としての施設改善はいつからどのような手法で始まり、いつまでに完成をするのか。
二、案内板、標識が破損をしたり、谷山町時代のままであったりとか、これまでにも指摘をされてまいりましたが、全面的に見直し、改善をする計画はないのか。
三、自然遊歩道の改善と整備。
四、スロープや手すり設置の要望にどう答えるか。
五、公園入り口の交通安全対策と新たなバス停設置についての考え方をお示しいただきたいのであります。
あわせて、次の項目の質問に挙げておりましたが、慈眼寺公園の清流を満喫できる水に親しむ休憩施設設置について伺います。
仄聞をいたしますと、国交省にかかわりのある財団の御支援・御援助のもとに一定の方向づけがなされたやにお聞きをいたしておりますので、このことについても建設局長に答弁をお願いする次第です。これまでの経過、施設内容と場所、設置時期についても同様にお聞かせをいただきたいのであります。
建設局長の答弁を願います。
◎建設局長(山中敏隆君) 慈眼寺公園の施設整備について順次お答えいたします。
おただしのそうめん流しの調理室等の施設につきましては、昭和四十年に建築し、既に四十一年が経過していることから、老朽化が著しく、これまでも補修を繰り返してきております。このような状況を見て、谷山地区に本社を置く企業から、地域貢献のためにこれの施設について改修をし、市に寄贈したい旨の申し出がございました。現在、建てかえについて協議を進めているところであり、来年のシーズン開始までには完成させたいと考えております。
案内板等につきましては、一部破損しているものやさびついて美観を損なっているものも見受けられますので、今後、関係部局とも連携を図りながら、来園者にわかりやすく、周辺の景観にも配慮した案内板や標識の整備を行ってまいりたいと考えております。
自然遊歩道や園路につきましては、来園者から一部の園路や階段が歩きにくい、また、道幅が狭いなどの声が寄せられておりますことから、自然や歴史に親しみながら安心して散策できる園路を確保するため、現在、園路測量設計を実施しているところでございます。
公園内の施設の改修については、文化財の面からの制約もございますが、スロープ、手すりなどのバリアフリー化につきましては、できるだけ配慮してまいりたいと考えております。
公園入り口の安全対策につきましては、現在整備を進めております市道木之下慈眼寺団地線の交通量が多いことから、歩行者等の安全な交通を確保するため、今後、横断歩道等の設置について、県公安委員会と協議したいと考えております。
また、バス停の新設につきましては、地元関係団体等からの要望を踏まえ、公園入り口付近に設ける方向で県公安委員会等と協議を進めており、バス停を含めた公園入り口付近の整備は、平成二十年度を予定いたしております。
最後に、親水・休憩施設につきましては、本年度、もみじ橋のたもとに財団法人リバーフロント整備センターより設置されることとなっており、来園者が散策の途中、ゆっくり憩える施設としてあずまやの設置を計画いたしております。経過につきましては、昨年、同財団の公益事業として全国の市町村に水辺施設案の公募があり、応募したところ、本年度選定されたものでございます。設置時期につきましては、来年二月ごろには完成する見込みとなっております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 慈眼寺公園を取り巻く課題について御答弁をいただきましたが、あずまやの設置については、多分この事業では鹿児島市内で初めてというふうに考えておりますが、その他の課題を含めて、山本助役を初め当局の御努力に敬意を表します。これからの整備充実に期待をいたしておきます。
新しい質問に入ります。
九月七日の南日本新聞によりますと、「JR谷山駅近くの中村踏切の遮断時間をこれまでの三分から四十秒に短縮をし、待ち時間を解消する」という報道がなされています。
この中村踏切の待ち時間の長さの問題点は、これまでの市議会の中でもたびたび申し上げてきたとおり、交通渋滞の要因になっています。交通渋滞解消のために鉄道高架化事業を提案をし、今日、この事業が事業実施と、めどがついてまいりました。このことは、本会議の中でも繰り返し述べてきたとおりであります。
ところで、今回の報道が、鉄道高架化事業の都市計画決定というこの時期のJRの対応措置でもありますので、この際、お聞きをしてまいります。
一、中村踏切の改善内容をお聞かせをいただきたい。また、いつまでの措置なのかということについてもお示しをいただきたい。
二、中村踏切について、これまでの公式の市民要望についてお聞かせをいただきたい。
三、今回のJRの対応は、鉄道高架化事業を認識した対応か。
四、これまでの列車集中制御装置任せから手作業で行うとの方式のようでありますが、この手作業方式での全国の教訓について、市当局とJRの見解を明らかにされて、安全対策は万全かという点を明確にしていただきたいのであります。
五、これまで他の踏切で改善をされた箇所は、どのような方式で改善をされた経過があるか。また、本市域内の他の踏切での遮断時間短縮の市民からの要望箇所についてもお聞かせをいただきたい。
六、他の踏切でも、万全の安全対策をとっての緊急対策を速やかにとられるよう、JRに申し入れられるようお願いしておりましたので、JRの見解もお聞かせをいただきたいのであります。
以上、六項目まとめて質問します。答弁願います。
◎企画部長(新地茂樹君) 中村踏切の改善に関連して順次お答えいたします。
今回の改善の内容につきまして、JR九州鹿児島支社にお聞きいたしましたところ、「列車の運行管理は、列車集中制御装置(CTC)により、同支社内にあるCTCセンターで一括して行っており、列車の位置を示す制御盤をもとに同センターの専門の社員が信号等の運行状態を確認している。指宿枕崎線の中村踏切は、駅からの距離が近く、信号を制御することによって連動して遮断する踏切であったことから、ホームの乗り降り客が多い朝は、遮断時間が長くなる傾向にあった。そこで、午前七時から八時三十分までの鹿児島中央駅方面に向かう上り三本の列車に対し、同センターの社員が制御盤の列車位置情報を確認し、列車制御の自動状態を解除し手動で操作することにより、当該踏切の遮断時間の短縮を図った」とのことでございます。
いつまで運用していくかということは、今後、効果の検証を行っていきたいとのことで、まだ決まってはいないということでございます。
これまでの市民要望といたしましては、平成四年度に、JR指宿枕崎線の踏切遮断の時間短縮などを求める陳情書がございます。
次に、今回のJR九州の対応は、同社によりますと、十数年前から中村踏切については、谷山駅七時台発の一列車に対して手動により短縮を図っていた経緯もあり、渋滞解消に効果があると思われるので、今月四日から、谷山駅発七時十四分と八時十六分の列車に対しても試行的に実施したとのことでございます。鉄道高架化事業については、渋滞解消の抜本的な解決に向けた事業として認識していると伺っているところでございます。
手動方式による安全対策でございますが、同支社によりますと、踏切の開閉を手動で行っているのではないため、列車制御を手動方式で実施しても安全上の問題はないとのことで、今後においても、社内でのチェック体制を充実させていきたいとのことでございます。
本市としては、JR他社で発生した事故事例検討を含めた安全対策については、JR九州で責任を持って対応しているという報告を受けておりますので、JR九州に対して、今後とも安全確保に万全を期するよう要請してまいります。
これまでの踏切改善といたしましては、平成九年度に坂之上第一踏切において、踏切検知装置の位置を鹿児島中央駅側に移すことによって、上り列車通過時の踏切遮断時間が約四十秒に短縮されております。
また、ほかの要望箇所といたしまして、指宿枕崎線の駅周辺の各踏切、黒田踏切、宮田通り踏切がございます。
最後に、ほかの踏切の遮断時間の改善につきましては、これまでJR九州に対しまして要望してきているところでございますが、改めて、今回の事例のように万全の安全対策をとっての緊急対策として改善ができないか申し入れを行いましたところ、ほかの踏切についての対応は困難であるとのことでございます。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 平成四年の陳情にもかかわってまいりましたし、坂之上駅の交通渋滞解消策としての踏切改善についても、本議会で取り上げて実現をしていただきました。
今日、やはり踏切の万全の安全対策をとっての緊急対策、これはそれぞれの箇所で重要な課題になってくるというふうに思っておりますので、改めてJRに強く改善方と安全を確認をした上での対応をとっていただきますよう、要請をしていただきたいと思っております。
新しい質問に入ります。
市電(専用軌道)の踏切遮断機と隣接をしております道路の信号システムの改善について質問をいたします。
まず、市電上塩屋五号踏切と直角に交差する市道笹貫十六号線を朝夕見ておりましての、交通渋滞の現状を申し上げます。
朝の通勤時、車両が市電踏切の手前で停車をし、上り下りの市電車両の通過を待っています。市電が踏切を通過し、遮断機が上がります。停車した車両が国道二百二十五号に向けて発車しようとすると、国道二百二十五号の信号機は赤に変わりました。ようやく国道の信号が青になろうとしています。通勤車両が動こうとすると、今度はその踏切に市電が近づき、踏切の遮断機がおり始めました。結局、車両は一台も通過をできません。たまにはこの状況が連続して起こることもあります。このようにして、二百メートル以上の車両が交通渋滞を引き起こしているのであります。このような箇所は、市電専用軌道の笹貫から谷山電停までの間の市電の遮断機と国道の信号システムが連携していないことが原因と思われます。
質問の第一、指摘をした状況はそのとおりか。また、脇田四号、笹貫四号、上塩屋一号踏切もほぼ同じ状況と思いますので、上塩屋五号踏切地点での交通渋滞の原因についての市当局の見解をお聞かせをいただきたい。
第二に、交通渋滞の改善方法として、市電踏切の遮断機の作動と道路の信号システムの連携を持たせる方策をとっていただきたいのであります。技術的には可能か、答弁願います。
さらに、そのための改善策を関係当局との協議を進めていただきたいのであります。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
市電上塩屋五号踏切地点における市道笹貫十六号線の交通状況につきましては、おただしのように特に朝の通勤時間帯において、約二百五十メートルの渋滞が発生している状況でございます。
渋滞の要因といたしましては、この踏切に隣接する国道の交差点は、信号制御をされておりますが、踏切遮断の間隔が約七秒と短い場合があること、また、遮断機がおりている間、市道側から国道側に向かう信号が青になっている場合があること、さらに、遮断機が上がっているにもかかわらず、信号が赤で国道側へ進めない場合があることなどが考えられるところでございます。
信号システムの改善につきましては、技術的に可能かどうかを含めまして、関係部局と連携を図り、関係機関と協議してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) このことについて初めて取り上げましたが、問題の認識は市当局と一致いたしております。今後の対応を期待をいたしておきます。
新しい質問に入ります。
市内の随所に見られる交通渋滞解消のための時差信号システム設置と道路拡幅と道路車線区分変更について質問いたします。
質問の第一、時差信号システムを採用しての交通渋滞解消策、さらには、道路拡幅や右折車線の新設など、車線区分を変更しての対応の効果をどのように認識をされておられるものか。
第二、谷山地域における市民要望について申し上げてみますと、谷山電停と中村踏切近くの市道、JR谷山駅から国道二百二十五号、谷山支所通りと国道二百二十五号、これらの交差点は、谷山地区の中心部の交通渋滞地点であります。時差信号システムを含む交通渋滞策を速やかに検討をしていただきたいのでありますが、市当局の対応と関係機関への要請を含む改善策についてお示しをいただきたいのであります。
答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
交差点における交通渋滞解消策についてでございますが、一般的には、幹線道路の交差部におきましては、右折レーンがない箇所や滞留長が短い箇所などで渋滞発生が見受けられるところでございます。これまでの交差点改良におきましては、おただしの時差式信号システムの導入や道路改良による右折レーンを設置した箇所では、車両の円滑な通行が確保されるなど、それぞれ一定の効果があるところでございます。
また、双方ともに設置した場合は、さらに効果があるものと考えております。
おただしのありました国道二百二十五号の谷山支所前交差点等の四交差点につきましては、より円滑な交通の確保のため、信号システムの改善等について、関係部局と連携を図り、道路管理者である国及び県公安委員会へ要請してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 当局の前向きの姿勢に敬意を表しておきます。
新しい質問に入ります。
八月二十三日の新聞報道でも明らかなように、国土交通省はこのほど、「鉄道による開かずの踏切」「自動車交通の著しい踏切」「歩道が狭く危険な踏切」として具体的に踏切箇所名を挙げて、五カ年で整備改善をするようにと方針を打ち出しました。国交省が具体的に踏切名を挙げた中には、旧鹿児島市域内が五カ所あります。
まず第一の質問は、五カ所のうちJRの踏切が四カ所あります。中村踏切、試験場、大久保、諏訪踏切ですが、これらはいずれも谷山地区の鉄道高架化事業の実施区域内となっています。したがって、これらの踏切は、高架化事業の中で改善策を図ることになるのか。
第二、国土交通省は五カ年で対策が必要との方針ですので、高架化事業までの間はどうするのかをお示しをいただきたい。
第三、あと一カ所は市電の笹貫五号踏切です。この踏切は、周辺の国道の整備も含めて、今後どのように改善をするつもりかお示しをいただきたい。
以上、答弁願います。
◎建設局長(山中敏隆君) お答えいたします。
歩道が狭隘な踏切として、五カ年で対策が必要な速効対策の検討対象踏切となっております中村、試験場、大久保、諏訪の四踏切は、現在取り組んでおります谷山地区連続立体交差事業の高架化区間内にありますことから、同事業によりすべて除却されることになります。
また、高架化事業の施行に当たりましては、仮踏切を設置することにしており、その際、仮踏切とあわせて仮歩道を設けるなど、歩行者等の安全通行に配慮することでJR九州と協議しているところであり、現在線から仮線へ線路を切りかえる段階で安全対策が図られるものと考えております。
市電の笹貫五号踏切につきましては、国土交通省において、自動車交通の著しい踏切で抜本対策の検討対象踏切として抽出がなされております。抜本対策の検討対象踏切につきましては、今後、立体交差化などで踏切自体を除却することにより、踏切問題を抜本的に解消することとし、全国合計でこれまでの五カ年における踏切の除却ペースを二倍にするべく、地域の実情に合わせた整備計画案の策定を関係機関へ要請していくとのことでございます。
なお、同踏切を含む付近一帯につきましては、あんしん歩行エリアに指定されていることから、鹿児島国道事務所において、国道二百二十五号の宇宿三丁目から東谷山二丁目までの約一・八キロメートルの区間を、歩道のバリアフリー化により安心で快適な歩行を確保するため、段差解消等の整備を今年度実施するとのことでございます。
以上でございます。
◆(平山たかし議員) 鉄道高架化事業の実施区域内にありますJRの四つの踏切については、鉄道高架化事業の整合性との間で、やはりスムーズにいくように、効果があるようにぜひ努力をしていただきたいというふうに思っております。
市電の笹貫五号踏切ですが、この踏切については、今、私も思い出しましたが、かつて末吉市長在任中にこの場で、この五号踏切をどういう形態にするのかということが議題になりました。かなり論議をされました。仕方なく現在の状況で通すというふうになりました。それはそれとして、改めて立体交差を含めてどういうふうにするのかというのは、かつての末吉市長時代にさかのぼっての課題もありますので、改めてそのことについても検証され、効果のある対応をとられるよう要請をいたしておきます。
当局の現状認識と国等への要請の心意気については、十分理解をいたしました。市長の努力を期待をいたしておきます。
今、それぞれの項目について御答弁をいただきました。
先ほどの交通渋滞解消策としての時差信号システムと道路形態の改良についての答弁でありましても、さらには、国土交通省が緊急課題として整備促進を進めている自動車交通と道路の踏切遮断機、歩道が狭く危険な踏切の改善、さらには、踏切の遮断時間が長いことでの開かずの踏切、こういう問題というのは、谷山地域の事例を取り上げて今回は私は質疑を交わしましたが、いずれもこれらは全市的な課題であります。また、単に建設局だけではなくて、建設局の中でも道路部、都市計画部、こういうところとの連携が必要でありますし、当然安心安全という点では、市民局のかかわりも出てくるというふうに思っております。また、総合的な企画、道路交通網の整備、どういうふうに配置をするのかという点では、今後はコミュニティーバスを含めた企画部を含めての対応が求められてくるというふうに考えておりますが、今後において緊急抜本的対策を検討し、速やかに対応されますよう要請をいたし、以上で私の個人質問のすべてを終わらせていただきます。
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